カテゴリ:紀行・小笠原(休止中)( 2 )

 

小笠原紀行②・写真が欲しい

午前8時ごろに家を出発、ラッシュで混雑する山手線に乗り浜松町へ向かう。
サラリーマンの人々とは正反対の格好なのが気まずいが、これから旅行するのだと思うと余計申し訳ない気分になってしまう。

竹芝桟橋まで10分ほど歩き、乗船手続き。
あとは乗船案内が流れるまでヒマなので、階上のテラスに上がり荷役を見学する。

事前の情報では、この時期のおがさわら丸の利用者は150人ほどということだった。
なら急ぐことはないと、マッタリした後に乗船口に並ぼうとしたら長蛇の列。
明後日から3連休のために、働いている人たちも休みが取り易かったのだろう。
学生らしき人の姿はあまりない。

ともあれ午前10時、定刻どおり出航。
汽笛と共に25時間半の船旅が始まった。

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船旅でいいのは、外に出られることではないだろうか。
東京湾を過ぎ、伊豆七島の島影を次々に通り抜け、やがて見渡す限りの水平線へ移ろう景色。
それを楽しむべくずっとデッキに居座ってると、なんだか船内をグルグル回っている若い男がいることに気が付いた。
行方を目で追っていると、なんと一人旅の女のコを見つけては話し掛けているのだ。
他にもそんな輩がチラホラ。
ちなみに男には絶対に話し掛けない。

いろんな人の思いを乗せて、船は星空に見守られながら南下していった。
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  by bigfield18 | 2005-02-05 00:53 | 紀行・小笠原(休止中)

小笠原紀行①・動機

子供の頃から、僕はいつも地図帳を眺めていた。
眺めることで、まだ見ぬ土地の想像をするのが好きだったからだ。
関西、東北、九州、四国、北海道、沖縄…。
歳を重ねるにつれ、そうした土地へ実際に赴くようになった僕は、いつしか日本地図を見なくなった。
それから数年たったある日、偶然開いた日本全図のページの中に、列島から遠く離れた絶海にゴミみたいに小さい島々があることに気づいた。
「父島」「母島」。
名前は聞いたことがあるが、改めて意識したことはなかった。
ここに住む人々はどうやって暮らしているのか気になるし、帰属が東京都と言うのも興味深い。
「面白そうだから」。
旅立つには至極真っ当なこの理由で、僕は小笠原行きを決めたのである。
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  by bigfield18 | 2005-02-05 00:23 | 紀行・小笠原(休止中)

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